医療法人喜多岡医院
 
ようこそ喜多岡医院へ。病気・症状についてご相談ください。
胃腸科・消化器科、肛門科、小児科、内科

コラム


 第三回 痔のまめ知識


』は、国民病といわれるほど多くの人が悩まされており、全成人の四人中三人が痔の経験があると言われています。早期に発見して治療・予防しましょう。

痔は大きく分けて三種類あります。
1.
痔核(いぼ痔) ・・・血行が悪くなることで血管の一部が腫れ、むくむ
2. 裂肛(きれ痔) ・・・肛門の内側が傷つく
3. 痔ろう ・・・細菌感染によって膿がでる

原因は排便時のいきみ、長時間座る、冷え、アルコール、便秘、妊娠、出産など避けられないものが多くあります。


【生活上の注意点】
 以下のことに普段から注意して、痔を防ぎましょう。
1.
肛門を清潔に保つこと
2. 血液の循環を良くすること(毎日のお風呂など)
3. 生活習慣を整え、下痢や便秘にならないようにすること
4. 長時間同じ姿勢を続けないこと
5. 排便時にいきまないようにすること
6. アルコールや刺激物を控えること
7. 腰を冷やさないこと


【治療法】

いったん発病すれば、今度は増悪しないように適切な治療を受けましょう。
ごく軽症のものは、薬局で売られている外用薬(ボラギノール、リシーナ、プリザエースなど)でも良いと思いますが、使用しても良くならない時は、肛門科を受診して下さい。
健康保険のきかない肛門科も多いので受診の際は先に確認しましょう。(当院は健康保険適応です)



【痔の種類】

内痔核(痔で悩む方の多くはこの内痔核です)
内痔核

奥にできるもので、粘膜に被われているため出血しやすいが痛みは少ない。

【内痔核の病状の進行】
内痔核第1度<第1度>
痔核が肛門内でふくらんでいる。
痛みはないが、排便時に出血することがある。
内痔核第2度
<第2度>
痔核が排便時に外へ出てくるが、排便後は自然に肛門内に戻る。
出血があり、痛みがでてくる。
内痔核第3度
<第3度>
痔核が排便時に外へ出て、指などで押し込まなければ戻らない。
また、体を動かすと外へ出てしまう。
内痔核第4度
<第4度>
痔核が常に外に出ていて肛門内に戻せない。
かんとんと言われる状態。


外痔核
外痔核
歯状線より外にできるもので、痛みが強い。
座るのがつらいこともある。
小豆大から肛門全体に及ぶものまであり、大きければ痛みもそれだけ強い。
また、血栓や血腫になっているものが多い。

※歯状線・・・直腸と肛門の間にある粘膜と皮膚の境目


裂肛(きれ痔)
きれ痔
固い便や下痢によって肛門出口付近で切れて痛むもの。
排便時に紙につく程度の出血がある。
慢性化すると傷口が潰瘍状になって、強い痛みが排便後も続き、肛門狭窄になることがある。
また、肛門ポリープや肛門皮膚のたくれ(たるみ)の原因となる。


痔ろう
痔ろう
歯状線には「肛門小窩」という小さなくぼみがたくさんあり、そこから細菌に感染して化膿した状態。約7割は、膿の出た後に肛門の外と中がトンネル状に通じる。
主に下痢が原因で、アルコールをよく飲む男性に多くみられる。
薬では治らず、手術療法が必要。





Back  

Copyright (c) Kitaoka Clinic. All right reserved.